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2007年度 活動報告2007年度の環境工学部門の活動を振り返って 大久保 雅章
第85 期の環境工学部門長を一年間務め、次期部門長にバトンタッチするにあたり、環境工学部門の2007 年度の活動について報告を兼ね、一言述べさせていただきます。末尾に掲げるような活動を登録会員の皆様と共に、私なりの総力を挙げて推進して参りました。スタート時に目標として掲げたのは、産学交流、国際交流、講習会等の実施、及び産学交流と学理形成を目的とした部門所属の新分科会ですが、どれにも熱心に取り組んだつもりです。しかしながら「学会活動はボランティア活動である」という原則があり、会社組織とは異なりますので、依頼はするものの最終的には会員、委員の方々の自主性に任せる面が多く、苦労が多かったのも事実です。そのような中で、東北大学 佐藤岳彦准教授を委員長とする「大気圧プラズマ流による人間環境保全技術に関する研究分科会」は、部門所属分科会として極めて活発に目に見える活動を行って頂いたと思います。分科会が主催する年数回の会員向け特別講演会は盛況で、来年度は会員向けの講習会や年次大会企画なども予定されており、この分野の若手の国内最大拠点となりつつあります。企業研究者の参加が多いのも特徴です。このような活動の提案を委員各位は是非よろしくお願いします。分科会で現在企画されている講習会(受講者募集中、詳細はhttp://www.jsme.or.jp/env/ )を一つ紹介しておきます。奮って参加下さい。 題目: ―環境浄化・医療バイオ応用に向けた新しいプラズマ技術― 日程:2008 年6 月13 日(金) 9:30 〜 16:30 会場: 日本機械学会会議室(東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館) Engineering(丸田芳幸編集委員長)ですが、今、数えたところ、全73 報もの論文掲載がなされています(2008.2.21 現在)。部門ホームページhttp://www.jsme.or.jp/env/ からのリンクも作り、アクセスしやすくなっています。最近、和文の機械学会論文集への投稿数が減少している件が問題となっていますが、電子ジャーナルは明らかに定着しつつあります。編集委員の方々のご苦労は大変なものですが、今後も掲載可否判断の速さを売りにした論文集として、よろしくお願いしたいと思います。 部門活動で一つ心配なことは、昨今の社会的情勢(営業停止問題)などを一因として、2007 年の環境工学総合シンポジウム(大阪市立大学で開催)でも講演者、参加者が減少となったことです。長期的に見ても参加者はわずかながら減少傾向で、この傾向は今後打破しなければなりません。高級技術者なら1 年に1 回は自ら講演を行うことのできる話題を機械学会会員であれば有して頂きたく思います。所属組織での評価には係わり無く、シンポジウムをその機会と捉えて欲しいのです。 環境工学部門の活動を継続して行っていくために、如何に委員や会員の活動のモチベーションを高めるかと言う点は、永遠のテーマであると思いますが、あまり良い解決策は思いつきません。大学等に勤務する者は、学会活動に一定の評価(僅かです)が与えられるわけですが、企業ではそのような評価はなく全くのボランティア、それどころか評価が下がる場合もあると聞きます。これらの点を解決し、産官学いずれにとっても価値ある活動にしていく方策を探ることが重要になると考えます。これは学会全体の問題でもありますので解決は容易ではありませんが、「学理形成が目的」などのきれいごとだけではすまなくなっているのが現状です。ただ、組織を離れての個人評価の最もわかりやすい指標の一つは、学会活動、学会表彰、論文執筆数でありますので、その点も良く考えて頂きたく思います。 昨今の日本は欧米政治家の演説で、流行のテーマが決まっていくような風潮がありますが、欧米研究者の話によると、これからはエネルギー、環境、原子力の盛り返しがあるとのことです。これは専門家にとっては至極当然な話と考えられますが、一般には意外に理解されていません。環境工学に、流行すたりはなく、人類にとって永遠のテーマであることは特に若い技術者、研究者、学生に周知して頂き、昨今減少傾向の機械学会入会と環境工学部門への登録を勧誘して頂くようお願い申し上げます。 退任に当たり本音も述べましたが、私は引き続き部門の継続的な活動に参加させて頂きたく思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。最後に第85 期に実施済みで、上で紹介できなかった主な事業の概要を述べて、まとめとさせて頂きます。いずれも盛況に終わったと報告を受けております。開催に尽力、参加された会員の方々ありがとうございました。 第85 期(2007 年度)主な事業 1)ニュースレター(地球と環境 18)の発行 2)行事企画
3) JSME 技術ロードマップ(環境工学部門)を作成し創立110 周年記念にて発表 4) 部門賞、一般表彰受賞者の選定と表彰およびフェロー賞受賞候補者の選定 5) 環境工学連合講演会(日本学術会議主催、本会幹事学会)を4 月24 日、25 日に日本学術会議にて開催 | |||
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Lastupdate 2007/07/24